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12月12日 六甲中学高等学校から机と図書館家具がとどきました
                                            2012年12月30日


Part 1 東ティモールのディリの港から学校所在地エルメラ県カサイ村まで

男子修道会イエズス会が設立母体となっている神戸にある六甲中学高等学校(以下、六甲学院)から、ご厚意でこれまで学校で使っていた机と図書館備品(閲覧机、椅子、本棚、雑誌ラック等)を御寄贈いただき、加えて東ティモールの学校所在地まで送り届けてくださいました。心より感謝するとともに、お礼申しあげます。ありがとうございました。大切に使わせていただきます。

■ コンテナ搬入のようすは、ブログ ワニ通信  にもあります。ご覧ください。 ■



港には古い貨物船が入港しクレーンで荷揚げをしています ディリ港は小さいので大きなコンテナ船は接岸できず、はしけに移して陸揚げします



通関手続きとコンテナ輸送をお願いした港湾会社の方と一緒にコンテナを運び出すためにコンテナを探します 40フィートコンテナという一番大きなコンテナを3つも送っていただきました 1つ目が見つかったところです 六甲学院でこのプロジェクトを担当してくださった先生方が忍耐強く必要書類を何度もお送りくださったおかげで、これらのコンテナの中身は教育活動で使用することが認められ無税で輸入することができました そのためか税関の係員は一度も中身のチェックに来ませんでしたし、港を出るまで一切止められることなくチェックもありませんでした 実は免税申請のために十数回3つの役所に連日出向きましたが、「11日間」で許可が下りたのは「ものすごく早い」そうです 



2つ目と3つ目は、探し回りコンテナの山の下にあるのを見つけました クレーンの運転手さんに頼んで下にあるのを取り出してもらいます そして港湾会社の人が封を切り、扉を開けて中を確認します



1939年に来日し1940年から六甲学院で働いてきたドイツ人イエズス会修道士故メルシュさんが一つひとつ手作りで作った机と椅子が出てきました 独特な形をしていて、何よりも角がなく安全に使えます 長い間六甲学院の中学生はこの机で勉強してきました 愛着があり思いがこもった机を送ってくださり有り難うございます 2013年1月に入学してくる聖イグナチオ学院1期生の新中1はこの机で勉強を始めます



コンテナ輸送に難題がありました コンテナが大きすぎて校門から大型トレーラーが校地に入れないことがわかりました 解決策として直角に曲がって入れないのなら弧を描いて入ればよいということになり、校門前の家の庭にトレーラーを走らせてもらいました この家は家の前に学校ができることになり早速雑貨屋をはじめました クリスマス前だったので、馬小屋の飾り付けが見えます



電線を上げています 一般家庭は240Vです これでも校内です 雨季にも関わらず砂埃をあげてトレーラーが走ります



2個目が到着しました こうやってコンテナは降ろされます



運転手さんが連れてきた子どもがお父さんの仕事を一つ目のコンテナの陰から見ています こんな感じではるばる神戸からやってきた2つのコンテナが置かれました 3つ目のコンテナは、ディリ市内にあるイエズス会修道院に運ばれ一時的に保管されています こちらもやはりコンテナが大きすぎて一旦小型トラックに積荷を移し変えて運びました 



コンテナ搬入後、庭先にトレーラーを走らせてくださった家にお礼にゆきましたが、お父さんは出かけて留守でした おばあさんが、「あいつはおれの息子だから、いいよ、いいよ」といってくれました そして写真撮影会に移しました おばあさんはこのあと、きれいな洋服を着てもう一度写真をとってくれといわれました(その写真はブログにあります) 終わって帰ろうとすると、雑貨屋の勝手口からこっちも撮ってくれと声がかかります


Part 2 コンテナをあけて学校に机と図書館家具を運ぶ
コンテナでとどけていただいた机と図書館家具は、まだ校舎が完全に完成していないので、2013年1月になって校舎に運び込みます。そのようすは、後日Part2でお伝えいたします。