トップページへ    基金のページへ
    



                                                            2016年5月22日

聖イグナチオ学院基金へのご協力のお願い


                                              聖イグナチオ学院基金
                                              現地世話人 浦 善孝


 平素より、皆様から寛大なご協力をいただいておりますこと、心から感謝しお礼申し上げます。ありがとうございます。

 当学院基金は、聖イグナチオ学院の目標である「貧富の隔たりなく、学びたいすべての子どもたちに良い教育を提供できるきちんとした学校の東ティモールにおけるパイロットスクールを創る」ということをサポートするために、奨学金を支給することを第一の目的としています(中高各学年15名、合計最大90名)。聖イグナチオ学院は中高6年制の学校なので、中1の生徒に奨学金支給を開始する際には、6年間分の資金を手元に確保する必要があります。また、奨学金の支給を安定させるために、「基金として」毎年常に10年先まで奨学金支給を開始できる資金(現在、7千万円が目標)を常に持ちたいと考えています。これは現地世話人の私が何らかの事情で募金活動ができなくなった際でも、その後10年間は奨学金支給を継続でき、この間に他の人が新しい募金活動を開始させることができる資金です。そのために、すでに聖イグナチオ学院基金を運営する数名からなる委員会を設立する準備も始めました。2016年度には現在のところ28名の中学高校生に奨学金を支給することになっています。奨学金支給以外にも、会計報告でお知らせしている通り、聖イグナチオ学院の学校運営のために当座に必要な金額(教科書購入、事務用品購入、教員養成などのため)を、学校からの要請に応じて暫時支出させていただいています。

 また、ニュースレターでご紹介したように、かねてから計画していた聖ジョアン・デ・ブリトー教育大学も今年(2016年)の1月25日に開学することができました。したがって要請が応じて、大学生にも奨学金を支給することになると思われます。同時に近々聖イグナチオ学院図書館棟建設工事も始まるので、図書館家具をこの基金より購入させて頂く予定にしております。理科実験室整備も、進めてゆく計画があります。幸いに、中学校の主要教科の教科書は、全生徒に1冊ずつ貸与することが出来る冊数を購入することができました。これからは、傷んだ教科書の買い換えと高校生の教科書整備にご寄付を使用させて頂きます(現在高校生には、ポルトガル語教科書1冊しか貸与できていません)。このように当基金宛に頂いたご寄付は、使用させて頂きたいと思います。

 あらためて皆様のご協力と、ご理解に心から感謝しお礼申し上げます。ありがとうございます。これからもご協力を賜れますようにお願い申し上げます。
 
振込先

  みずほ銀行 四谷支店
  (宗教法人カトリックイエズス会) 東ティモール聖イグナチオ学院基金
        ↑ (  )内は省略できます
  店番号 036 口座番号 普通預金 2232164

*ご寄付をいただける場合は、ご連絡をいただければ幸いです。urasj@jesuits.or.jp