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東ティモールからのニュース・レター  
No.2  2013320
Residência Santo Inácio de Loyola Taibesi, Cinarate, Dili, P.O.Box 209, East Timor
tel. + 670 - 7700 - 5866  e-mail: urasj@jesuits.or.jp
発行人 浦 善孝 ( Ura  Yoshitaka S.J. ) 在、東ティモール


このニュースレターが届く頃は、日本では新緑の季節を迎えていることだと思います。みなさまにおかれましては、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。東ティモールでは今は雨季で雨の季節で、朝晩は過ごしやすくなっています。私は新しい学校で、宗教科の授業と2つの図書館設立、そして奨学金などの仕事に携わり正職員で働いています。そのために、就労ビザを取得しました。労働条件は、給与一か月350ドル、賞与年一カ月分、週44時間労働、有給休暇年12日です。

 聖イグナチオ学院中学高等学校開校のご報告

 今年の(2013年)115日、準備が進めれれていた聖イグナチオ学院中学高等学校が開校しました。中学1年生83名が毎日元気に学校に通ってきています。生徒は朝750分までに登校し、8時から30分間の自習時間があります。そして、830分から午後330分まで、45分の7時間授業が続きます。東ティモールの公立学校は、朝8時から12時までの4時間授業が普通です。私立高校(多くはカトリック学校)の中には、昼食抜きで午後2時まで授業があるところもあります。だから聖イグナチオ学院のように午後330分まで授業がある学校は、珍しいと思います。聖イグナチオ学院の第一期生の中学一年生は、私たちの予想に反して首都ディリからの生徒が3分の2を占めました。当初は少し経済的に余裕がある家庭の生徒が多く受験したのではないかと考えていましたが、これまで3人の生徒の家や通学の状況を見て、そうではないことに気づきました。こちらの基準での「普通の労働者」の家庭の子ども(父親がこちらでいうタクシー運転手など)たちでした。 

■ 2013年の学校運営予算は下記の通りです。(生徒90人で計算した場合)

 学費収入         $13,500-   1150ドル(学費内訳は下記をごらんください。)
 補助             $109,846-  イエズス会からの補助、寄付金
 予算総額         $123,346-(学費収入は、予算総額の10%強です)

*学校運営予算とは別途に、学校建設予算と家具購入予算(机、椅子、特別教室教材等)があります。 

■ 学費内訳 (合計一人$150- 学期毎、$50-ずつ3回分割で納入)
 入学手続き費 $10-、授業料 $90-、維持光熱費 $10-、図書館費  $10-
 定期試験費 $15-、 制服・体操服費 $15-、 
 
■ 聖イグナチオ学院基金 会計報告 (2013320日現在)
個人                                   2,802,815円 (37名) 利息513円 繰越21,205円を含む
イエズス会四校               3,138,022円  栄光学園中学高等学校 六甲中学高等学校
                                                                   広島学院中学高等学校 上智福岡中学高等学校
                                           *四校とも同窓会を含む。また、保護者の会からも含む。 
カトリック教会と教会のグループ                   195,900円 (教会2、グループ2)      
2012年度 聖イグナチオ学院基金収入合計      6,136,737

この他に「東ティモールのため」のご寄付 2,060,000円を頂きました。

 2012年度 東ティモールの聖イグナチオ学院へ3,398,307円送金しました。
学院基金へのご寄付より1,338,307円+「東ティモールのため」のご寄付より2,060,000円
目的:建築に伴う学校家具(机・椅子)、図書館設立、教材購入のため。
奨学金プログラムのご寄付は、2012年度は東ティモールへ送金していません。

みなさまからの寛大なご協力に、心よりお礼申し上げ、感謝いたします。ありがとうございます。