トップへ戻る


イエズス会学校とは? カトリック学校とは?              

 イエズス会学校とは、1540年ローマで聖イグナチオ・デ・ロヨラによって設立されたカトリック教会の男子修道会が設立母体となり、その精神を受け継いで教育を実践している学校です。日本にキリスト教を伝えた聖フランシスコ・ザビエルは。聖イグナチオがイエズス会を設立した時の同士の一人でした。日本では上智大学やエリザベト音楽大学をはじめ、栄光学園中学高等学校、六甲中学高等学校、広島学院中学高等学校、そして上智福岡中学高等学校がイエズス会学校です。

 イエズス会学校はカトリック学校でもありますが、カトリック教会がいうカトリック学校は、すべての人びとが生きてゆくために必要な教育を受ける権利を保障することを第一の目的としています。近年カトリック教会はカトリック学校が、「一番弱い者たちに配慮する学校」であることを求めています。そのため今日、カトリック学校は世界的規模で、あらゆる宗教を信じる若者に「技術的、科学的能力によって特徴づけられる社会で生きてゆくために、「世界人権宣言」や「児童権利宣言」の実現のために努力し、またUNESCOなどの国際機関とも連携するようにとカトリック教会は広く呼びかけており、イエズス会学校もそれに応じる教育を世界各地で実践しようとしています。

 イエズス会学校は、Men and Women for Others(他者のために生きる人)を育成することを目指しており、日本のイエズス会学校も他者を思いやり、同時にその思いを行動に移せる人になるようにと生徒や学生を励ましています。