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聖イグナチオ学院と聖ブリトー学院の校舎建築起工式
2012年7月14日(土) 東チモール リキサ県 カサイ
                                
                                JCAPニュースの起工式の記事へリンク  G o


 2012年7月14日(土)の 9:00〜10:00に、聖イグナチオ学院(中学高等学校)と聖ブリトー学院(教育大学)の起工式が行われました。マリアナ司教区のDom Noberto do Amadar司教、東ティモール民主主義共和国の教育省代表、ポルトガル大使、オーストラリア大使、フィリピン大使、そして地域関係者・住民の総勢200人ほどが列席しました。この学校は、首都ディリ市内より車で40分ほど海岸線を西に走ったカサイという村に建設されます。中高等学校では主に学校が所在する地域に住む子どもたちの教育を想定しています。そして、地域の貧しい家庭の子どもたちに一番良い教育を提供しようとしています。日本のカトリック学校も、戦前・戦後欧米から宣教師たちがやってきて、大都市圏のみならず、地方においてでもよいい教育を子どもたちに提供しようとしました。この学校はそれに似ています。教育大学は、東ティモールの教員を養成するために設立されますが、現職の教員の養成も一つの目標にしています。
最後になりましたが、これまで聖イグナチオ奨学金プログラムにご寄付をしてくださり、支えてくださった方がたに心より感謝申し上げます。皆様方のご厚意をもうすぐ子どもたちに伝えることができると思います。ありがとうございます。

【下左右】会場のようす 
    

【下左】会場の正面 【下右】定礎の準備 砂とセメント、石が見える
     

【左下】開始を待つひとびと 【右下】司教が石をいれセメントをかけている
    

【下左右】この土地に学校が建設される
    

【左下】挨拶をする司教 奥は教育省代表(髭をのばしている人) 
【右下】イエズス会東ティモール教育員会メンバー。東ティモール、オーストラリア、フィリピン、日本の4つ国籍。このうち2人はこれで任期終了。8月と10月に、新たにポルトガルとインドからメンバーが加わる予定。 
    

【左下】完成イメージ図 2012年、2014年、2016年の3期にわたって建設が予定されている。手前横長にある2つの建物は右が職員室等の管理棟、左が図書館とカフェテリア。真中の大きな建物をはさんで左右3棟ずつ縦にあるのは、中学高校の教室。各棟に3つの教室と1つの特別教室(コンピューター、理科実験室、L.L.教室、そして1つの予備教室が建設される。真中の白い屋根の建物は聖堂、その奥の灰色の大きな屋根の建物は体育館。右手奥に2つ縦に並んでいるのは、教育大学の教室。そして、写真ではわかりにくいが、左手一番奥に縦2列で教育大学の学生のための寮とイエズス会修道院が建設される。この寮は、現役の教員が研修をするためにも使うことが想定されている。総敷地面積は8ha強。
【右下】設計師のゴンザルベス氏が説明をしている。東ティモール在住のポルトガル人。英語で積算をするように言われ苦労した。