キリスト教入門講座

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更新日 2018-11-11 | 作成日 2007-11-12

ようこそいらっしゃいました


本日、この信仰案内講座にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。この講座を担当させていただく者として、心から歓迎いたします。
 はじめて本講座あるいは教会においでになった時に、まだ慣れない場所でわかりづらいこともおありかと存じますが、どうかお気軽にこの教室をご自分の場とお考えくださいますように。

 本講座は、まとまったグループではなく、さまざまな背景、職業、また関心をもたれる方が一週間の終わりに集まる場としてひらかれています。それぞれ、ある方はおそらく人生観・世界観を深めようと、またある方はキリスト教に関する確実な知識と理解を求めて、また別の方は聖書の言葉を聞き聖書を読めるようになろうと、あるいは信仰生の学びと洗礼を目指して来られています。しかし、キリスト教を知りたいという意志において、皆様共通しているでしょう。

 本講座は、特に信者でない方や、最近信者になられた方のためのものであり、人生に対する問いの答えとしてキリスト教信仰を考えようとしています。一年間のプログラムに従って、キリスト教のおよそすべての基本的なテーマを、毎週一つずつの完結した話を通してご説明いたします。キリスト教信仰や予備知識を前提としないで、話は現代的な問題意識から出発し、信仰の内容を徹底的に解明することを通してその理解を可能にすることを目指しています。毎回話をさせていただく私自身、大学の講義や雑用を終えた後、この話を聞くために貴重な時間をさかれる皆さまと出会い、人生の根源を共に探り、信仰をめぐって考えることは何よりの喜びです。皆さまにとってもこの講座が実りの多い時となるように願っております。

 この講座は一年のいつから参加し始めることができますし、また特に関心をもたれるテーマを選んで参加下さっても結構です。お仕事などのご都合で遅刻される場合、あるいは遠方にお住まいなどの理由で講座を途中退席する必要が有る場合などがおありでしょう。教室の入退場は自由ですので、お気軽にいつでもお越しください。はじめのうちは講座の参加者に知り合いがいないことは、本講座ではほとんどの方に共通したことです。この講座は全く開かれた場であり、また少しずつ新しい人間関係が生まれることもあるでしょうから、どうぞご安心ください。

 十年以上の経験に基づいて、参加の仕方について次のこともおすすめいたします。包括的な信仰理解を得る為に、様々な講座の間をさまよい、あちこち出席されるよりも、一つの講座を選んでそれを通したほうがはるかに大きな実りがあるでしょう。また、講座を受講し始めた頃は、話が多少とっつきにくく、わかりにくいように思われても、出来れば思い切って3〜4回続けて本講座に出席なさった上で、この講座がご自分の望みに合うかどうかをご判断なさればよいのではないでしょうか。新しい分野に触れるに当たって、主題になじむようになるために、まず新しい考え方を育てていかなくてはなりません。また、比喩でいえば、山に登る時、走ったり止まったりするよりも、ずっと変わらないペースで進むほうが速いのと同様に、信仰を学ぶ場合でも、定期的な参加を通して理解と信仰を育てるのが最も確かな方法でしょう。定期的な参加を通して得られる包括的な知識が人生の善い基盤となることを、私も今まで参加なさった多くの方と共に経験しており、確信しております。

 講座での講話を復習したい方の為には、毎回の講話をそのまま録音したテープがあり、貸し出しをしております(無料、貸し出し期間は1〜2週間)。また、この講座では、個人的な信仰体験を得る為に、祈りの集いや黙想回の機会も有り、さらにお互いに知りあう場としてパーティやクリスマス会などを開いています。 皆さまにとってこの講座の参加が有意義で、毎回喜ばしい経験になるように、ヘルパーが全力を尽くすつもりです。ヘルパーはー私と同様にー質問や提案など喜んで引き受けます。どうぞいつでもご遠慮なく声をおかけください。この講座が一人ひとりにとって心を養う充実した一時となりますように、私ども一同願っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

[キリスト教入門講座 2018~2019年]

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この講座では、落ち着いた雰囲気の中で人間の根本的な問いに対する聖書の答えを聞くことを通して、キリスト教の教えを包括的に学び、信仰を手掛かりにした生活仕方への道が開かれます。

日時:毎週金曜日 18時45分~20時30分

場所:カトリック麹町聖イグナチオ教会 信徒会館3階アルペホール 電話 03-3263-4584 JR中央線・総武線・東京メトロ丸の内線・南北線、「四ツ谷」駅から徒歩2分程度

対象:キリストの教えの理解を求め、信仰を自分自身の問題として考えたい方はどなたでも歓迎です。聖書やキリスト教の予備知識は必要ありません。

内容:毎回一時間半の講話では、ひとつのテーマが完結したかたちで紹介され、一年間の過程を通して、キリスト教の基本的な教えの全体が、その内容的なつながりに従って考察されています。講話は現代的な問題意識と人間のあり方から出発して問題を提起し、関連する聖書のメッセ-ジを幅広く取り上げ、その意味と根拠を探ろうとするもので、キリスト教を理論的にも実践的な意味からも説明し、信仰理解を目指しています。また、講座とは別に黙想などを通して祈りや信仰する心を深める機会もあります。1年間のプログラムは裏面の通りですが、年度の途中から参加されても結構です。また、その回のテ-マに興味を持たれた場合はどうぞお出かけください。途中参加・部分参加も可。講座は無料です。なお、この講座は受洗を希望する方にとって、十分な準備となります。

参考書:
K.リーゼンフーバー著『クラウス・リーゼンフーバー小著作集』全5巻(知泉書館)
『知解を求める信仰 ―現代キリスト教入門― 』(聖母文庫)


リーゼンフーバー神父 「キリスト教入門講座」 2018~2019 年

日時:毎週金曜日 18時45分~20時30分
場所:聖イグナチオ教会(四ツ谷駅前)信徒会館3階アルペホール 電話:03-3263-4584
各回のテーマとスケジュール (予定)

04/01:◆御復活祭のミサ (14時、上智大学内クルトゥルハイム2階聖堂、定員80人)
04/06:信仰の道-人生の意味を問う
04/13:人生の道しるべ-聖書に信仰を求める理性
04/20:聖書の人間像-人間の現状と使命
04/27:旧約聖書の神体験-聞くことと見ること
05/11:神認識の道-理性と経験を通して
05/18:創造された世界-人間存在の根拠と自然の意味
05/25:歴史と信仰-神と人間との出会い
06/01:新約聖書の神理解-主なる父
06/08:祈りによる神理解-神の偉大さと近さ
06/15:救い主の役割-人類の待望
06/22:神の国-イエスの告げるメッセージ
6/23-6/24 ●黙想会(上石神井)
06/29:イエスの生き方-神に遣わされて人に仕える
07/06:イエスの人間関係-罪人と弟子と共に
07/13:イエスは誰か-イエスの自己理解
07/20:最後の晩餐-自分を与えるイエス
07/27:イエスの受難-その史実と意図
07/28:◆感謝のミサ (14時、上智大学内クルトゥルハイム2階聖堂、定員80人)

8月全体 ○休み
08/18-26 ●通う霊操(18時-20時45分、上智大学内クルトゥルハイム2階聖堂)

09/07:イエスの復活-今に生きるイエス
09/14:聖書のイエス像-ヨハネの見たイエス
09/21:聖霊-神の愛に導かれる
09/28:祈りの本質とさまざまな祈り方-神と関わる   
10/05:洗礼と堅信-イエスに結ばれて生きる
10/12:教会の成立と意味-イエスを中心に集う
10/13-10/14 ●黙想会(上石神井)
10/19:人間としてのイエス-新しい人間像の基礎付け
10/26:御子としてのイエス-イエスの神との関係
11/02:父と子と聖霊-神の生命に与る
11/09:信仰の決断-支えられて生きる
11/16:ミサ祭儀-神への奉仕と生活の糧
11/30:自己実現と神の意志-生き方の規範
12/07:人間の弱さ-罪とは何か
12/08:●クリスマス会(10-13時、聖イグナチオ教会岐部ホール4階404)
12/14:恵みとゆるし-神の憐れみを受ける
12/21:愛の心-キリスト教の本質
12/23:◆クリスマスのミサ(14時、上智大学内クルトゥルハイム2階聖堂、定員80人)
12/25:●クリスマスの黙想(18時50分-20時10分、聖イグナチオ教会マリア中聖堂) 

12/28、1/4○休み

01/11:隣人愛-他人のうちにイエスに出会う
01/18:希望を持つ勇気-未来に向かって歩む
01/25:霊の動き-福音による生き方
02/01:聖書と教会-信仰の基盤になる言葉
02/08:秘跡と教会生活-毎日を養う信仰
02/15:神の言葉-神との日常的な対話と黙想の仕方
02/22:信徒・司祭・修道者-誰もが召されている
03/01:仕事という人間の課題-社会に寄与して働く
03/08:人間の苦悩-悪とは何のためか
03/09-3/10 ●黙想会(上石神井)
03/15:死-その受け入れと克服
03/22:人生の完成-神の内に生きる
03/29:聖母マリア-信じる者の原型